ジョン・グレイ博士の本パートⅡ
2016年 06月 07日
彼は最近離婚したばかりで、まだ傷心癒えず、という状態で「もし、1年前にジョン・グレイの本を読んでいたら、離婚は避けられていたかも・・・」「僕が彼女にやってきたことは、グレイ博士が『女性にしてはいけない』と云っていたことばかりだった・・・」と何度もつぶやいておりました。
その彼に、博士が話したことで印象的だったのは?と聞いたところ、こんな話があったそうです(*表現は多少違っているかもしれません)。
「男性は、30本のバラの花束を女性にあげたら、30ポイント稼いだし、しばらくは大丈夫だと思うだろうが、女性にとっては、バラ30本の花束も1ポイントにしかすぎない。30本のバラを1回彼女に渡して、あとは何もしないより、1本のバラを30日間彼女にプレゼントする方が良い。1本のバラでもそれは1ポイントとして加算される。30回プレゼントすれば、それは30ポイントになる・・・」
私は、アメリカの男性は女性に対しマメマメしさを発揮するのかと思ってましたが、釣った魚に餌をやらないのは洋の東西を問わないんですねー。
今更ですが、ジョン・グレイ博士の本、2冊読んだら面白かったので、さらに2冊購入。いまテンプルではスタッフ間でグレイ博士の本が廻っております・・・。
特に私が個人的にウケたのは下記の本の「なぜ男性は電話をしないのか」という章。このタイトルで1章出来てしまうってことは、大概の男性はそうだって、ことですよね。
・・・こんなぐあいに、女性は彼から電話がないと心が乱れてしまいます。でもたいていの男性は、電話をもらうのが女性にとって、なぜそれほど大切なのかわかっていません。
デートがかなりうまくいった場合でも、男が電話をしないことはよくあるのです。
これにはわけがあります。(中略)
女性は電話がかかってくることを本能的に期待します。本当に関心がある相手には、安心させてあげるのが女性のやり方だからです。
電話の向こうから真心や親しみを込めた口調で「昨日は楽しかった」と言われるのは、女性にとってうれしいものです。女性同士がともにひとときを過ごした後は、お互いに電話をかけあうものなのです。
女性にとっては、たえず連絡を取り合うことが愛情の証となります。女性の友人同士が数ヶ月、または数年間、音信不通で再会すると、まず互いにご無沙汰したことを謝ったりしますが、男性同士では、こういうことはしません。たとえば、男の兄弟が長らく連絡し合わなかった場合でも、実際に会った時には、ただ喜び合うだけで無沙汰を詫びるなど思いつきもしません。まるで昨日まで一緒だったかのように、昔の二人に戻ります。でも女性の場合は、再び互いを知り合わないと本当に親密な関係には戻れません。
(中略)
実際、彼は、すぐに電話をかけないほうが、二人の関係がうまくいくと信じているのです。女に飢えているように見られまいとして、彼の本能が「電話をかけるのは、しばらく我慢しろ」と命じているからです。あまり興奮したり、関心をあらわにすると、自分の株が下がると思い込んでいるのです。(中略)
男の本能には、どれほど相手を愛し必要としているか、おもてに出してはいけないと刻みつけられています。男性は、自信あふれる独立独歩の精神を誇りにしています。(中略)
デートの後、男性がやっと電話をするころには「いったい、いつになったら電話をくれる気なの?」と待ちわびていた彼女は、彼に対していらだちを募らせています。そして彼女の声の調子から彼のせいで不愉快になったと言いたげなのが彼にもはっきりと伝わります。以降、二人の関係は悪循環を繰り返し、下降線をたどるようになります。
あ~。これと同じ過ちを私は何度繰り返したことか・・・!電話をしないのは男性の特性だったとは!男性とはそういう生き物だと10代、20代の頃に知りたかったと思う私です・・・。なんせ、あの頃は今と違って、電話か手紙しか通信手段は無かったんですから・・・。何度電話の前で待ちぼうけを食らい、そして電話がかかってこないことでクヨクヨしたことか・・・