ジョン・グレイ博士の本をどれか1冊・・・
2016年 06月 01日
ジョン・グレイ博士の本は、男性にとっては女性の取扱説明書、女性にとっては男性の取扱説明書のような感じです。
そういえば昔、私もジョン・グレイ博士の本、読んだなーとAmazonで検索し、2冊をパラパラと読み終わったところ。火星から来た男性と金星から来た女性がいい関係を維持しながら暮らすとなると、お互いの努力が必須なのねーとあらためて実感。
特に通勤と勤務時間の長い会社勤めをされているご夫婦は、なおさら、パートナーと向かい合う時間を作っていかないと、それほど遠くない未来に、冷たい風が家庭の中に吹き始めてしまうことになりそうです・・・。
私はこれまでコンテンポラリー風水コンサルで、数多くのお宅に行かせていただきました。
その中には、残念なことに、おそらくこのご夫婦は事務連絡と家族の話題くらいしか話をせず、お互い心の内を話したり、相手のことを分かろうとする努力はとっくに放棄しているんだろうなぁと感じるご自宅もあり、しかも、まだそのご夫婦が30代、40代と若かったりすると、これからの残りの人生、この夫婦の形でずっとやっていかれるんだろうか、他人事ながらなんだかさびしいなぁと感じることが何度かありました。
でも、そういう冷め切ったご夫婦でも、きっと内心ではもっといい関係でいたいと思われているでしょうから、お二人でジョン・グレイ博士の本を読まれたなら、何をどう気づいて努力していけばいいのか、少しはヒントになりそうな気がします。
男性はジョン・グレイ博士の本は苦手でしょうかねぇ。
私は「男は」「女は」とひとくくりにされるのはあまり好きではないですが、でもやはり脳の構造の違い、ホルモンの違い、身体の違いで、感じ方や思い方が根本的に男女で違ってくるというのは実際あるわけで、その違いを知っておけば、たとえ、パートナーとギクシャクが起こったとしても、それは男女の脳の反応の違いから来ていることが推測でき、問題が小さなときに修復可能になってくるのではないかなと思います。
私はもともと男性性が強いうえに仕事の優先順位が高いので、感じ方が男性的ではあるのですが、それでも、ジョン・グレイ博士の本を読むと、意外にも女性的な反応をいくつもしていることに気がつきました。
私でさえそうなんですから、いわんや、普通の女性をや!
特に本に書かれているジョン・グレイ博士と奥さんのボニーさんのエピソードは面白いですよ。「お疲れ様です!」と云いたくなってしまうほど、グレイ博士はボニーさんの気持ちを理解しようと涙ぐましい努力をされていますー!
女性は自分1人が選ばれ、特別に扱ってもらうのが大好きだ。初めての大々的な家族パーティを開いたとき、私はこれをいやというほど思い知らされた。
妻のボニーが家の準備をしている間、私は自分のオフィスに行っていた。(中略) 家に着くと、顔ぶれはみな揃っていた。私は居間に直行してレコーダーとライトとカメラをセットした。私があれこれ器具を動かしていると、子供たちが挨拶をしに駆けてきた。親戚たちもおいおい居間に集まってきて、抱擁を交わしたり世間話などをしながらも私はビデオの機械をきちんとセットしようと準備の手を休めなかった。
それが終わって、私は妻に「ただいま」を言おうと台所に行った。カメラのことを覚えていたばかりかセッティングまで全部やったのだから、当然のようにボニーが喜ぶ顔を期待していた。ところが妻はよそよそしくてツンとしている。彼女は私がまず「ただいま」を言ってから、カメラのもとへ行くことを期待していたらしい。
私はびっくりした。男の観点からすれば、彼女が私に会いたいなら、いつでも居間に来ることができたはずなのだから。
やっと二人で話ができた時、彼女は私に無視されているようで傷ついたと言った。彼女は私が家に帰ったとき、まっすぐ自分のところに来てぎゅっと抱きしめ、他の人に挨拶し、それからカメラのセットをしてほしかったのだ。(中略) 彼女の目には、私がカメラに集中していたことが、カメラの方が彼女より大事だとうつったのである。
こんなことでいちいち妻に機嫌を悪くされたら夫としては面倒くさいだろうなと同情を禁じえませんが、そう感じてしまうのが女性なんですよねー。
ということで、男性の皆様、女性の取扱説明書だと思って、女性は男性の取扱説明書だと思ってジョン・グレイ博士の本、何冊か読んでみて下さい。最初の1冊は『ベスト・パートナーになるために』がオススメです。あとは適宜、気になるものをどれか1冊。私も博士の本で男性と女性の違いを勉強します!