毎日がエドガー・ケイシー日和 ケイシーグッズ専門店テンプルビューティフル店長が世界を飛び回りながら、今を健康的に生きるヒントをお伝えします。

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秋山木工の秋山さん
金曜日の午後、名古屋で開催された「秋山木工に学ぶ」リーダー研修会」なるものに参加してきました。主催はイスラエル旅行以来親しくさせていただいている名古屋の安藤さん、講師は秋山木工社長の秋山利輝さん。「丁稚」制度をとっていることでも有名な家具メーカーさんです。

実は、秋山木工はテンプルから自転車で5分ほどの近距離にある会社。そんなご近所の社長さんのお話を伺いに、何もわざわざ名古屋まで行かなくたって・・・。じっくり考えたら私もかなりアホです。たまたまその前日、静岡でセミナーを受ける予定があったのと、主催は安藤さんだったので、これもご縁かなと・・・。

どんな内容の講座かよく知らず(というか、案内にも何も書かれてなかった)、おそらく秋山さんのお話を座学で聞くんだろうと思っていたんですが、甘かった。ビビリました・・・。秋山さんが家具職人を鍛える、その厳しさで参加者の曖昧な生き方をバッサリ!

参加者は贅沢にもたった14名。

秋山さんのお話のあと、その14名全員が約1分間の自己紹介をしたんですが、一人1人に秋山さんの厳しい突っ込みが入ります。自己紹介ではなく、秋山さんの話を聞いた感想を話してしまう、どんな仕事なのか分からない、個性がない・・・。精神の入らないうわべだけの表現や美辞麗句にも、それは何?どういうこと?と容赦ない追求が・・・。

秋山さんが良しとする自己紹介、それをしたのは、やはり秋山さんのもとで修業に励む丁稚さん。

この春、秋山木工の丁稚になった長崎出身の18才の女の子が研修会にきてたんですが、さすが、秋山さんに鍛えられているだけあります。たった8ヶ月間で、堂々の自己紹介ぶりでした。出身はどこ、どうして家具職人になりたいと思ったのか、いまどういう思いで仕事に励んでいるのか、将来どんな家具職人になりたいのか・・・。

坊主頭ですが、ホントは可愛い女の子。これは別の訓辞を読まされているところ。自己紹介や仕事の心得は何も見ず、ソラで言います。
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私も秋山木工でテーブルを作りましたが、その時にも、何度か当時の丁稚さんたちの自己紹介を聞きました。秋山さんとお話していると、突然秋山さんから丁稚さんたちに「おい、自己紹介をやれ」と指令が飛ぶんですから、丁稚さんたちは、いつでも、どこでも、どんな状況でも、いきなり自己紹介をさせらることになります。

そんな場を何度も何度も繰り返していくうちに、だんだん度胸がつくんでしょうね。

大人14人は、初々しさの残る18才の堂々の自己紹介に撃沈。

さらに2時間後・・・。場所を居酒屋へと移した場でもまた秋山さんは丁稚さんに「おい、また自己紹介をやれ」という突然の指令が・・・。しかし立派です。別バージョンでしっかり自己紹介をしてました。基本は同じでも、その2時間でどんなことを感じたのか、自分はどのようにこの場を活かすのか、あらたな決意表明入りの・・・。


さらにさらに、秋山木工では、丁稚さんたちは「仕事の心得」を全員が暗記。以下は「丁稚のすすめ」に紹介されていた心得28箇条。今は2つ増えて30箇条。しかも、何故これが必要なのか理由まで加えて憶えるので、丁稚さんたちは、合計60ヶもの文章を暗唱しなければなりません。これも突然、秋山さんに指令を出され、人前で暗唱させられます。

挨拶のできた人から現場に行かせてもらえます。
連絡・報告・相談のできる人から現場に行かせてもらえます。
明るい人から現場に行かせてもらえます。
まわりをイライラさせない人から現場に行かせてもらえます。
人の言うことを正確に聞ける人から現場に行かせてもらえます。
愛想よくできる人から現場に行かせてもらえます。
責任を持てる人から現場に行かせてもらえます。
返事をきっちりできる人から現場に行かせてもらえます。
思いやりがある人から現場に行かせてもらえます。
時間を気にできる人から現場に行かせてもらえます。
道具の整備がいつもされている人から現場に行かせてもらえます。
お掃除、片付けの上手な人から現場に行かせてもらえます。
今の自分の立場が明確な人から現場に行かせてもらえます。
前向きに事を考えられる人から現場に行かせてもらえます。
感謝のできる人から現場に行かせてもらえます。
身だしなみのできている人から現場に行かせてもらえます。
お手伝いのできる人から現場に行かせてもらえます。
自己紹介のできる人から現場に行かせてもらえます。
自慢のできる人から現場に行かせてもらえます。
意見が言える人から現場に行かせてもらえます。
お手紙をこまめに出せる人から現場に行かせてもらえます。
トイレ掃除ができる人から現場に行かせてもらえます。
道具を上手に使える人から現場に行かせてもらえます。
電話を上手にかけることができる人から現場に行かせてもらえます。
食べるのが早い人から現場に行かせてもらえます。
お金を大事に使える人から現場に行かせてもらえます。
そろばんのできる人から現場に行かせてもらえます。
レポートがわかりやすい人から現場に行かせてもらえます。

これを毎朝全員で復唱し、さらに、秋山さんの指令で突然に暗唱させられるので、合計1万回は言うことになるらしい・・・。秋山さん曰く「1000回では駄目。10000回くらい言わなければ身体にしみ込まない・・・」

秋山木工の丁稚さん。朝は4時半起き。仕事が終わるのがだいたい夜10時。その後の時間で自分の腕を磨くための研鑽に励むので、寝るのはいつも夜12時を廻るそう(時には真夜中1時すぎまで)。精神的にも肉体的にも厳しい生活を4年間続けてようやく家具職人に。

10人入っても1年後に残るのは半分~1/3という厳しい修行のなか、すでに8ヶ月続けられた昨日の彼女はえらい!おそらく4年間の丁稚生活を耐え抜いて腕利きの職人さんになるでしょうね。

・・・そして、人を育てるという一番エネルギーと時間とお金が必要な丁稚制度を40年間続けている秋山さんの深い愛情と真剣さはハンパではありません。毎朝、18才たちと一緒にマラソンしているんですから・・・。


今回の研修会は、「101の会」とネーミングされてましたが、それは、昨日より1%でも成長する、1%でも良く生きる、毎日、昨日の101%、昨日の101%の力で生きようということから来ているそう。毎日、前日より1%だけでも成長していけば、200%になるのは案外すぐ。

秋山さんは「頑張る」「一所懸命」が嫌いだそう。頑張るんだったら「本気でやれ」。毎日を全力で生ききってる秋山さんからしてみれば、私はなんとも、のほほんと生きているダラダラ人間・・・。


昨日の講座、実は、日本を変えるリーダーを作るための101の会だったそうで、呑気に参加した私にはガツンと気合いを入れられた数時間でした。


帰りに「あんたより、ボクのほうが何倍も幸せだよ」と秋山さんに言われてしまいました。
プライベートでも30才も若い奥さんをもらい、今年69才にして2人めの男の子を授かり、2人の娘夫婦も同居でただいま12人家族。家でも仕事場でも常に人に囲まれ、人を育て続けている秋山さんには、すっかり頭があがりません・・・。

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by hiroshimapop | 2012-12-16 09:00 | 私が出会ったすごい人 | Comments(4)
Commented by angel at 2012-12-16 22:56 x
いつも様々なシェアをありがとうございます。
素朴な疑問なのですが、
坊主頭は規則なのでしょうか?
厳しい中で耐えていける事も凄いですが
それを引っ張っているリーダーも凄いです。
Commented by こえりん at 2012-12-17 00:50 x
うーん・・・規則というか伝統的なものかな・・・
最近では坊主にさせてもらえない人もいるとか
坊主になるのにも許可がいるらしい。

あ、わたくしそちらで3年ほどお世話になり、主人は8年終えて独立しています(横浜市在住、家具職人歴14年目かな)
私がいたころに10か条が初めて作られていました


洗腸のことを調べていてこちらにたまたまたどり着きました(笑)
またお店にお伺いしたいと思っています。
その時はよろしくお願いします♪
Commented by angel at 2012-12-17 12:00 x
伝統的なもので許可がいる…
教えてくださり、
ありがとうございます。
Commented by みつだ at 2012-12-17 12:44 x
丁稚経験の方から直接お返事がいただけるとは・・・!ありがとうございます。私がお会いした丁稚さんは女性も全員坊主頭になられていましたので、1年目は覚悟を決める意味でも、皆さん、坊主頭にされるのではないでしょうか? ヌーディストビーチで、1人着衣がいるとかえって不自然なように(変な喩えですね)、1人だけ長髪にしてというのも、それはそれで精神力がいりますね~