毎日がエドガー・ケイシー日和 ケイシーグッズ専門店テンプルビューティフル店長が世界を飛び回りながら、今を健康的に生きるヒントをお伝えします。

毎日がエドガー・ケイシー日和

夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
まずタイトルがいい。
私も夢を見るために毎朝、目覚めたい。

村上春樹さんのデビュー作「風の歌を聴け」を読んだのは、たぶん大学1年の頃だったと思う。あの時の衝撃は大きかった。活字中毒だったから、本は厚いほうが燃える、長編のほうが好きって思ってたのに、なんで、こんな薄っぺらい本にこんなに感動してしまうのかと思うほど「風の歌を聴け」には心動かされた。今の18才たちが、同じような衝撃をこの本から受けるかどうかは分からないけど。

それからは、村上春樹さんの新作がでるたびに買ってしまうハルラー(?)に。廻りにもハルラーは多かったから、村上さんの新作が出るたびに語り合う友人には事欠かなかった。それも「ノルウェイの森」で終わり。それ以降はプッツリ村上さんの小説は読まなくなった。それは、何故だか自分でもよく分からない。

それでも、村上さんはなんとなく気になる作家で、小説は読まないけど、インタビュー集やエッセイ、翻訳本は必ずチェック。この本も、村上春樹さんの小説ではない新作ということで、買った1冊。過去に村上さんが受けられたインタビューをまとめたもの。日本のみならず、アメリカ、ヨーロッパ、ロシアのものも。


村上春樹さんの創作にかける姿勢、潔さには頭が下がる。普段、テレビにも雑誌にもあまり顔を出さず、日本の文学界からも距離を置いているのに、出せば必ずベストセラー。さらには社会現象までも引き起こしてしまう。あの吸引力とパワーはどこから来ているんだろう?

作品は読まないくせに気にかかる、という私みたいな人間もいるくらいだから、村上さんの影響力は計り知れない。本人はいたって淡々としているけれど・・・。


村上さんはマラソンを何度も完走するほどの長距離ランナーとしても有名だけど、走ることで自分の心も鍛え、自分を律し、厳しく追いつめられるかが分かったと述べている。どんな天気でも、毎日必ず走ることで、毎日規則正しく書き続けることのできる自分を造り上げている。

筋肉が強くなるほどに考えもクリアになり、そして健康的な生活も送れるようになる。

この本には村上さんの珠玉の言葉がたくさん。
コストパフォーマンスをいうと、512ページの厚さがありながら1890円。村上さんは1日24時間をどう使うか、どこに集中すべきか、はっきり分かっている。のんべんだらりと日々を暮らしている私とはえらい違うのです・・・。
村上さんの創作に対する思いや姿勢やそれぞれの作品のバックグラウンドも垣間見ることができ1890円は安い。読書の秋にはもってこい。
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです
by hiroshimapop | 2010-10-16 12:00 | おススメBOOKS | Comments(0)