毎日がエドガー・ケイシー日和 ケイシーグッズ専門店テンプルビューティフル店長が世界を飛び回りながら、今を健康的に生きるヒントをお伝えします。

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オーラの素顔 美輪明宏の生き方
「東京」という街で暮らしはじめたのに、その地の利を活かさず、後悔していることの1つが銀座にあったシャンソン喫茶「銀巴里」にとうとう行かなかったこと。

私は広島に暮らしていた20代はじめの頃から美輪明宏さんのファン。当時は、今のようにブームが来る前で広島でコンサートに行っても座席は閑散。ホールの前方にしかお客さんがいない寂しい有り様。友人に「チケット代、私が出すから一緒に行こう!」と誘っても、当時、美輪さんはキワモノ扱いでしたから、「美輪さんのどこがいいのか?」と完全に、美輪ファンの私も変人扱いでした(といっても、他に私が「いい」と言った男性が、悉く友人たちには理解不能だったらしく、ずっと私は「男の趣味が悪い」と言われ続けておりましたが・・・)

ある時、雑誌「an・an」で「抱かれたい男特集」なるものが掲載されたとき「私の抱かれたい男性は美輪さんだわ」と言って友人たちに大ひんしゅくを買ったことが(美輪さんは「男とか女」という前に私には菩薩か観音様。菩薩に抱かれたら夢心地です!)。

そんな私だったので、当然、東京で生活をはじめたら絶対行きたい場所は「美輪さんが出演される日の銀巴里」。

「ぴあ」には、毎月の銀巴里の出演アーティストが掲載されていて、その中には、美輪明宏さんの名前も必ずありました。でも、私には銀座そのものがすでに畏れ多く、なおさらシャンソン喫茶である銀巴里は怖れ多い。「ちゃんと自立した大人の女性」ではないと銀巴里行ってはいけない気がしてました。いくら年が増えようと、当時はまだ、自分がどう生きていけばいいのか右往左往しており、日々の生活も、親の仕送りを半分当てにしている身の上。

内面的にも成熟して、ちゃんと顔を上げ、2本の足で堂々と銀座の街を闊歩できるようになったら「銀巴里に行こう!」と思っているうちに、とうとう、閉店が決定。結局、1度も足を運ぶことなく銀巴里は、この日本から消えてしまいました・・・。

*同じ理由で、エルメスほか、いくつかのブランドもいまだ身につけたことはありませぬ。金銭的に買える、買えない、ということではなく、私ごときが身につけてはエルメスの職人さんに申し訳ない・・・。今生で私がエルメスを着こなすことができる日が果たして来るのでしょうか・・・?


渋谷にあった「じゃんじゃん」での美輪さんのリサイタルには、会社を半休して午後から行列に並び、美輪さんまで1mという、超かぶりつきの場所で見ていたのに、銀座は遙か遠かった・・・。


その銀巴里の頃のエピソードも含め、「紫の履歴書」以降の美輪明宏さんの人生が、あるジャーナリストの手によって書かれた本が「オーラの素顔」。

美輪さんのご家族、近所に住んでいた方、同級生やかつての仕事仲間など、美輪さんの関係者から裏付けや証言をとりつつ、キワモノ扱いでもなく、変に持ち上げることもなく、たんたんと美輪さんの人生を追ったノンフィクションとなっています。特に美輪さんが「霊能者」になっていくあたりは興味深く読みました。

特に美輪さん好きでなくとも、思わず引き込まれてしまう1冊になっています。

「オーラの素顔 美輪明宏の生き方」
by hiroshimapop | 2010-10-04 16:58 | おススメBOOKS | Comments(0)