小林正樹さんの講演会は大盛況でした!
2009年 10月 12日
小林さんが山元加津子さんに出逢う前のはなし、出逢ったときのはなし、その後のはなし・・・・。
さらに、小林さんが支援されている柴田久美子さん(島根県の隠岐で、亡くなっていく方々の看取りをされている)や、大阪の釜が埼で、日雇い労働者の方々の御世話をしている入佐明美さん、Make a Wishの大野さんのお話など、2時間半があっという間。
私なんて、まいにち、のほほーんと生きているので、魂をガツンってやられた感じです。
講演会のあとの懇親会で、小林さんは、「生きる目的は?」とか「ミッションは?」「将来も目標は?」なんて聞かれるけど、そんなものはありません。ただ、毎日が嬉しく楽しく生きているだけなんですって力説していらっしゃいました。またどなたかが「神の水路になろうとして・・・・?」とか「スピリチュアルに生きようとして・・・?」って聞かれたら「そんなことはハナから考えていません」とキッパリ!
私たちの行動の裏には、往々にして、何かのために、とか、何かの目的のためにとか、「何か」という理由が必要があったりしますが、小林さんの場合には、どうやら、そういった「何かのため」ってことはまるでなく、純粋にやりたくてしょうがない、やらずにはおれない。
自分の心の欲するままに、人の御世話をされているのかもしれません。
講演会の途中で小林さんが紹介された入佐明美さんのお話DVDのなかで、入佐さんが「考えたら、最初の頃は、自分の自己実現のために日雇い労働者の御世話をしていた、上から目線で何かをしてあげていた。コミュニケーションがうまくいかなくて悩んでいるなかで、何ヶ月もかかってそれに気がついた」っという内容のお話されていました。
これって、実はヒーリングやカウンセリングの世界でも多々あることじゃないかと思います。誰かに認められたくて、自分が生きているという実感を感じたくて「誰かの御世話をしている」「自分が思う、いいことをしている」。 自覚がないだけで。。。。
でも、そういった自己実現のための「いい行為」というのは、すぐにボロがでてしまいます。自分の行為にほころびが生じてきます。自分を褒めてくれたり、認めてくれるという他者がいないと、自己実現の奉仕は成立しないわけですから・・・。
小林さんも含め、山元加津子さんや、柴田さん、入佐さんのされていることが、人の心を打つのは、きっと、そういう、ややこしい心の裏がないからじゃないかな~って、私は昨日の小林さんのお話を聞きながら思っていました。
小林さんが講演会の中でこんなこともお話されていました。
私たちの「仕事」というのは、お金に結びついています。仕事があれば、そこにはいくらかの「収入」がイコールになってくっついています。でも、そういう「お金」とは全く結びつかない仕事、明日の収入のことを思い煩うこともなく生きている人もいる。
金銭的には、何もない状態だけど、自分が純粋にやりたいことをして生きる幸せも有りっていうのも、なんだかショックでした。
とはいえ、そうやって生きている人の人生は、生半可なものではなく、端からみると「何が楽しくて」ってことになるんですが、本人は毎日が「嬉しくて楽しくて、こんなに楽しくていいのかしら?」と心配になるくらいなんですから、これはもう、魂の土俵も心のメジャーが、最初から違っています。
心の白旗を、昨日、何度、揚げたことか・・・・
小林さんの昨日のお話は、普段、私が属している「社会」や「常識」の枠とは、まったく違ったところで生きている方のお話だったように思います。
小林正樹さんは、普段、本当にお忙しいので、なかなか個人の講演会を、ということが難しいのですが、また1年後、2年後、チャンスがあれば、開催したいと思います。
昨日、聞き逃した方は、ぜひ次回はご参加下さいね。
なお、今回の講演会は、CDやDVDの制作はありません・・・・。
うまくお話はまとまりませんが、取り急ぎ、講演会報告でした。
それから、講演会の参加費と一緒に、寄付の呼びかけもさせて戴きました。
事前にいただいた寄付金は5万9000円。さらに、当日、お一人の方から10万円のご寄付があり、テンプルで受付にて販売した入江富美子監督の講演DVDの売上74000円とともに、小林さんにお渡しすることができました。
その後の懇親会でいただいた会費も、余ったおつりは全額、小林さんにお渡しさせていただきました。
昨日、小林さんにお渡しした寄付金は、柴田久美子さんの活動資金として送金してくださるそうです。
ご協力ありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。