毎日がエドガー・ケイシー日和 ケイシーグッズ専門店テンプルビューティフル店長が世界を飛び回りながら、今を健康的に生きるヒントをお伝えします。

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潜水服は蝶の夢を見る
ロードショー上映のときに映画館に行くことができず、ずっと見たいと思っていた映画「潜水服は蝶の夢を見る」をようやく見ました。

この映画は、元ELLE編集長だった著者が脳溢血で倒れ、その後、ロックトイン症候群という、意識はあるものの意志の疎通ができない、という状態で書きつづった原作をもとに作られた映画です。
著者は、脳の機能は正常で記憶も知性もはっきりしていながら、動かせるのは眼球と瞼だけ。そのわずかに動く瞼を瞬かせることで、人とコミュニケーションを行い、ついには、20万回の瞬きの果てにこの本を書き上げます。映画では、その会話の様子が克明に描かれていましたが、つきそいの女性がアルファベッドを1文字1文字読み上げ、該当のアルファベットにきたときに瞼を閉じることで単語をつくり、その単語を並べて文章にしていきます。

その忍耐力と記憶力たるや・・・・。

そして、衝撃的なことに、著者はこの本が出版されて2日後(映画では10日後とありました)に亡くなっています。ミュージカル「RENT」の作詞・作曲・脚本全てを一人で書き上げた作者も、その公演初日に亡くなっていますが、一生分の何かを成し遂げ、命尽きたのでしょうか?

同じロックトイン症候群でありながら、見事に回復した女性が書いた「動くのは瞼だけ」という本もあります。表情が無かったり、意志疎通ができないと、相手は分かってない、脳の機能も衰えていると思いがちですが、動かない表情の下で、人は豊かな感情を持ち、豊かな思いを持っていることに、心打たれます。

私の父は、脳梗塞で倒れたあと、脳のCTスキャンはほとんど真っ黒で、簡単な単語による会話以外、ほとんど意志疎通ができない状態でした。面白いことに、父が過ごしていた特別養護老人ホームの2駅先に、知り合いのサイキックの方が住んでおり、そのお宅で私のことが時々話題にのぼっていたらしく、ある日、そのサイキックの人に「あなたのお父さんが、ときどき私の話を聞きにきているみたいよ」って言っていました。娘のことが話題にのぼっているのを、2駅先の寝たきりの父はどうやら察知していたらしく、肉体は動かないけど、魂は好きなところに飛んでいけるので、びゅーんと2駅先まで飛んで行っていたようです。肉体が動かないからこそ、魂は自由に動けたのでしょうか?

ついでに、潜水服は・・・の映画と間違えてTSUTAYAで借りてしまったのが「海を飛ぶ夢」
この映画は、頸椎損傷で首から下が動かせなくなり、26年間寝たきりとなっている男性のお話です。主人公は尊厳死を求め裁判を起こすのですが、その裁判をサポートする人、反対する家族・・・と、ほとんどの場面が主人公が寝ているベッドとその廻りでストーリーは進んでいきます。
アカデミー外国映画賞をとったそうですが、淡々としたストーリーながら、心打つ映画でした。
by hiroshimapop | 2009-05-25 23:55 | セミナー・舞台情報 | Comments(0)