毎日がエドガー・ケイシー日和 ケイシーグッズ専門店テンプルビューティフル店長が世界を飛び回りながら、今を健康的に生きるヒントをお伝えします。

毎日がエドガー・ケイシー日和

「太郎が恋をする頃までには・・・」
3度のゴハンより本が好きな私も、ここ最近は小説離れをしていました。

でも、ずっと読みたいと思いつつ読めなかったこの本「太郎が恋をする頃までには・・・」を昨日ようやく手にとったところ・・・・・あとは一気。最後まで読み切ってしまいました。

この小説については、著者の栗原美和子さんが雑誌などでもインタビューを受けていらっしゃいましたが、反省猿でお馴染みの猿まわし師の村崎太郎さんとの恋愛・結婚を描いた私小説。

小説という形をとっていますが、おそらくお二人の実体験として、こういった会話があり、感情や思いがあったんだろうなと思えるほど、心の揺れがリアルに書かれています。
それは本当にリアル。

被差別部落については私がここで軽々しく文章にすることはできませんが、いまだ、その負の歴史、負の遺産がこの日本では脈々と人々の感情のなかで、受け継がれており、、言葉では「差別はいけません」「そういう差別は間違っています」と言っている人たちも、いざそれが自分の子ども、自分の親戚の結婚問題になると・・・社会の授業で習ったり、本に書かれている「誰か」のことではなく、自分のことになってみると・・・自分の中に確かに存在する差別意識と直面することになるんですね。それは理性ではなく、感情として自分の内側からわき上がってくる。。。

この小説は、島崎藤村の「破壊」の現代版だとも書かれている書評がありました。

小説家には、言葉として発露せねば生きていけないほどのパッションが身体の奥底にあるって誰か言っていましたが、著者の栗原美和子さんが村崎太郎さんとの純愛を成就させるまでに通った道のりを、勇気をもって、いま、小説にしてくださったことに尊敬と感謝の念をもってこの小説の最後の1ページを閉じました。
by hiroshimapop | 2009-02-13 09:08 | セミナー・舞台情報 | Comments(2)
Commented by NIKI at 2009-02-13 18:55 x
私は学校で同和教育をまったく受けたことがありません。

高校の読書感想文の指定図書として「破戒」を選んだのですが、背景がまったく分からず、トンチンカンな内容の感想文を書いてしまったのを覚えています。
Commented by まこりん at 2009-02-14 00:03 x
私もこの本をどうしても読みたくて、年末年始に読みました。
タブーにすることによって差別に「力」を与え助長しているような気がします。
栗原さんが小説にしたり、村崎さんがこのことでテレビに出演しお話することは、大変な痛みを伴う行動だとお察します。
「将来、『そんな時代があったんだ』と思える世の中になってほしい」と栗原さんは、おっしゃってますが、私もそう願うばかりです。
お二人の勇気に敬意を表したいと思います。