2008年12月29日 月曜日:プログラム初日
2008年 12月 30日
1週間単位であれば、1週間であろうと、数週間であろうと、好きなだけ滞在できる。
私は最初の2回は2週連続、3回目と今回は1週間(実質は5日間とちょっと)の滞在。
最初のときには、6週間連続で滞在していた女性もいたし、今日会った女性は、前回は1ヶ月間滞在したと言ってました。
朝・昼・晩と、さまざまな授業が組み込まれているんだけど、私は1ヶを除いてすべての授業をすでに取っているので、食事以外の時間は、どう過ごそうとかまわなくて(授業に出ても、出なくても)、実際、1日中プールサイドで日向ぼっこしたり、併設のマッサージやコロニクスを受けたり、リラックスして過ごす人も多い。
毎週、入れ替わり立ち替わりで新しい人が来るので、講師は、毎週、毎週、同じ講義を永遠に繰り返すことになるし、実際、同じ授業にでたら、前回と同じ授業だった(あたり前か)。
私の場合、英語が下手くそなので、何回同じ授業に出ても飽きずに出られるけど、講師の人は、使命感がないと飽きてしまうかも。同じ舞台を延々にやっている劇団四季並。
ちなみに月曜日の授業は
朝
滞在1週目の人:プログラムの基本と、ウイートグラスジュースの作り方
2週目の人:スプラウト
3週目の人:サワークラフトとリジュベラックの作り方(調理実習)
午後
滞在1週目の人:変化のためのツール
2週目の人:人生は贈り物
3週目の人:無し
夜
全員:リラクゼーションと痛みのコントロール
3週目の人は授業がない時間が多くなるけど、1週目はけっこう忙しい。授業のあいまに、ウイートグラスジュースを飲んだり、洗腸をしたり・・・・。
アメリカには各地にローフードやリビングフードの施設や勉強のための講座があるけど、そういうところとは内容もカリキュラムもかなり違っているし、食事の内容も、かなり厳格。
デザートも無ければ、ナッツ類も出ない。味については、薄味を通り越してスーパーナチュラル。素材の味のみ。塩や酢、油などの調味料、ローフードではよく使われる生蜂蜜やアガベネクターといった甘味料もまるで無し。
人間、塩がないと生きていけないんじゃないかと思っていたけど、こっちに来てそうでもないことにビックリ。少なくとも、1回目にここで会った女性は6週間塩無しの食生活だったわけだし。。。。ガンの治療のための特殊な食事療法の1つ、ゲルソン療法も塩は全く使わないけど、ここに滞在している人の中にはガン患者も多いので、そういう意味ではガン患者さんが宿泊するにはいい食事かも(※ただしゲルソン療法は急激な解毒を行うために、1日12杯のフレッシュジュースを飲み、1日3回の洗腸を行う)。
さて、今回は、年末年始ということもあって、滞在している人の数はけっこう多い。30名くらいいるかも。施設のスタッフに聞くと、感謝祭や、クリスマス、年末年始は、1年で一番参加者が多い時期らしい。
長期休暇が取りやすいし、家族が集まることを求められる行事って、人ストレスになりやすく、家族の行事から離れて過ごしたいという人にとっては、ちょうどいい避難所になっているよう。こういうイベントは、ジャンクなご馳走を食べることになるので、それも避けたいし・・・(アメリカ人と結婚した友人は、感謝祭とクリスマスは憂鬱だと言ってました。誰とどこで過ごすのかで毎年一悶着あるし、夫の兄弟家族に苦手な人がいて、その家族と過ごす時間が苦痛らしい・・・)
参加者は、若い人もいるし、腰が曲がったようなご夫婦もいるし、年齢はいろいろ。
30代~50代くらいがメインだけど。
50代~70代くらいの身体の大きい、というよりハンバーガーやステーキが似合ってそうな、巨体のアメリカ人男性が、調味料が全く使われてない、素材だけの味しかしない究極のデトックス・ローフード(と私は勝手に名付けている)を食べているのは何回見てもちょっと不思議。
みなさん、それぞれ過去、なにか健康に問題があった人ばかりのようだけど(何度かお喋りしたインド系の人は心臓に問題を抱えているので・・・と言ってました)年に1回~2回くらいずつ滞在して、日頃の生活で貯めた毒素の毒だしをしているよう。
今日の私は午前中、1時間のエクスサイズと、サワークラフトやリジュベラックの作り方の授業を受けただけ。午後は、時差ボケと、DETOXの時期特有の身体の怠さで、3時間半ほど午睡。
夕食は6時からだったんだけど、目が覚めたら6時40分。眠くて眠くて、とても夕食を食べる気分ではなかったけど、明日から3日間、ジュースしか飲めないことを思い出して、あわててキッチンに。
階段を下りていると、キッチンから夕食時の、賑やかなお喋りが聞こえてくる。
当然、英語。
起き抜けのボケボケの頭に、この英語の賑やかなお喋りは、全くもって異星人の会話。「この英語の渦の中に入るのは、ちょっとパワーがいるなあ・・・・」と腰が引けてしまったくらい。
英語は相変わらず下手くそだし、明日からは3日間ジュースしか飲めないし、お腹は空くし・・・・
それなのに、よくまあ4回も、日本から遙々テキサスまで、私もよく来ています。
我ながら、アホとしか思えない。
あ~、明日から3日間は朝、昼、晩とコップ1杯のジュース。
痩せている私も、巨体のアメリカ人もたった1杯のジュースのみ。
なんで彼らはそれで耐えていけるのかと思うけと、アメリカ人には、厚い皮下脂肪がある!
まるでラクダのように、それをエネルギーに変えているから、1杯のジュースでもへこたれず、1時間のエクスサイズまでできるんだと思うけど、皮下脂肪がない私には、自分の脂肪を消費できないせいか、朝のエクスサイズはかなり辛い。この3日間で一気に体重は減る。
1回目の滞在のとき、体重が37kgくらいになってしまったので、過去2回はジュースではなく普通の食事にしてもらったけど、それでも飢餓感があったんだから、デトックス・ローフードがいかに消化が早いか・・・。
明日からは久々のジュースの日々。
わざわざ高いお金を使って、日本からアメリカに来て、お腹を空かせている私はやっぱりアホだわ。。。。
今日の食事
朝:皮つきの洋なし1ヶ+お代わり1ヶ分
昼:デトックスローフード(体重が減らないように、キヌワチップとシードチーズを追加してもらう)
夜:デトックスローフード